「口車に乗る」の意味 「口車に乗せられて」「口車に乗らない」などの例文

「口車に乗る」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「口車に乗る」の意味や「口車に乗せられて」「口車に乗らない」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「口車に乗る」の読み方

読み方:くちぐるまにのる
「口車に乗る」の「口車」は「こうしゃ」ではなく「くちぐるま」と読みます。「口車に乗る」は「口車に乗せられて」「口車に乗らない」などのバリエーションがあります。

「口車に乗る」の意味

意味:相手の上手い話やおだてに乗って騙されること
「口車に乗る」の「口車」は巧みにうまく話を言い回すことを意味し、その様子から車輪を連想し、口車という言葉ができたと言われています。また、「乗る」はその車に乗ってしまうという意味と騙すことを乗せるということの両方から、「口車に乗る」は相手の上手い話やおだてに乗って騙されることという意味になったと言われています。

「口車に乗る」の例文

例文1:リーダーに適任だというみんなの口車に乗るなんて今になってとても後悔している。
例文2:営業マンは必ずメリットを推してくるけれど、口が上手いからって口車に乗るな。

「口車に乗せられて」の例文

例文1:友人の口車に乗せられて、怪しげなサロンに入会してしまった。
例文2:ついつい口車に乗せられて、好きでもない人とデートすることになってしまった。

「口車に乗らない」などの例文

例文1:そんな見え透いた口車には乗らない。
例文2:祖母は悪い人の口車に乗らないように電話も知っている人しか着信しないようにしている。

「口車に乗る」をうまく用いる

「口車に乗る」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。