「鯉の滝登り」の意味と例文

「鯉の滝登り」は日常ではあまり耳にすることがなくなった故事成語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「鯉の滝登り」の意味と例文を紹介していきます。

「鯉の滝登り」の読み方

読み方:こいのたきのぼり
「鯉の滝登り」の「鯉」は「こい」と読みます。また「滝登り」は「たきのぼり」と読みます。「上り」ではなく、「登り」という漢字を使います。「鯉の滝登り」はこの形で故事成語になっているため、その他のバリエーションはありません。

「鯉の滝登り」の意味

意味:立身出世することのたとえ
「鯉の滝登り」は「後漢書・党錮伝」が由来だと言われています。黄河の上流の滝、竜門を登ることのできた鯉は竜になるというエピソードが、「鯉の滝登り」の故事成語になったと言われています。

「鯉の滝登り」の例文

例文1:彼は絵が得意だったので、鯉の滝登りですぐ有名な画家になった。
例文2:息子には鯉の滝登りのように出世してもらいたいと思っているからこそ、幼少期からたくさんの習い事をさせている。
例文3:幼少期からこれだけ才能に恵まれているんだから、きっと成長するにつれ鯉の滝登りのように頭角を現すでしょう。
例文4:運動神経のいい彼は鯉の滝登りのように一気にプロ選手になった。
例文5:周りの人は鯉の滝登りのように出世した彼を羨むが、きっと彼には彼の努力があったんだと思う。

「鯉の滝登り」をうまく用いる

「鯉の滝登り」は日常はもうあまり聞かれることのなくなった故事成語です。ですが、知っていると語彙力アップに役立つので論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。