「木で鼻を括る」の意味 「木で鼻を括った」などの例文

「木で鼻を括る」は日常でたまに耳にする慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「木で鼻を括る」の意味や「木で鼻を括った」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「木で鼻を括る」の読み方

読み方:きではなをくくる
「木で鼻を括る」の「括る」は「くくる」と読みます。「木で鼻を括る」は「木で鼻を括った」などのバリエーションがあります。類語は「けんもほろろ」「取り付く島もない」などがあります。

「木で鼻を括る」の意味

意味:人に話しかけられても不愛想で冷たくあしらう態度のこと
「木で鼻を括る」は元は「木で鼻をこくる」からきたもので、「こくる」が「くくる」となり、誤用の「括る」の字があてられるようになったのが由来です。「こくる」は「こする」のことなので、そこから、「木で鼻をこくる」は「木で鼻をこする」という意味になります。昔は木で鼻をかんでいて、硬いものでをかむのは不快だったので、そこから不愉快な対応を「木で鼻をこくる」と表現するようになったと言われています。「木で鼻を括る」は「こくる」が誤用で使われて定着したと言われています。

「木で鼻を括る」の例文

例文1:木で鼻を括る態度だとせっかくの合コンでも相手は見つからないよ。
例文2:初対面なのに木で鼻を括るような言い方だと敵を作ってしまうよ。
例文3:ずっと会いたいと思っていたアイドルだったのに、実際に会ってみたら木で鼻を括るような態度で冷たくあしらわれたのでがっかりした。

「木を鼻で括った」の例文

例文1:カスタマーセンターの対応は木で鼻を括ったような態度でかえって怒りが助長した。
例文2:本来は謝罪の記者会見だったのに、木で鼻を括ったような乱暴な説明だったので、かえって悪い印象を植え付けてしまった。
例文3:総理の会見は、木で鼻を括ったような不誠実な対応だと批判が起こった。

「木で鼻を括る」をうまく用いる

「木で鼻を括る」は日常でたまに耳にする慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。