「烏合の衆」の意味と例文

「烏合の衆」は日常でもたまに耳にすることのある故事成語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「烏合の衆」の意味と例文を紹介していきます。

「烏合の衆」の読み方

読み方:うごうのしゅう
「烏合の衆」の「烏」は「からす」ではなく「う」と読みます。また「烏合」で「うごう」と読みます。「烏合の衆」はこの形で故事成語になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「有象無象」などがあります。

「烏合の衆」の意味

意味:鳥の群れのように、人々が規律なく集まっていることのたとえ
「烏合の衆」は中国の「後漢書」から出典した言葉だと言われています。「烏」はカラスのことで、元来カラスは頭が悪い鳥として扱われていたために「烏合の衆」はマイナスイメージの言葉として使われています。

「烏合の衆」の例文

例文1:ボランティアで集まったが、リーダーがいないので烏合の衆と化して何の働きもできなかった。
例文2:秩序なく烏合の衆となってしまうと、人の多さはかえって邪魔なだけだ。
例文3:共通の目的意識を持たないと、どんな組織でも烏合の衆になってしまう。
例文4:敵陣の方が兵数が多いが、しょせん烏合の衆にすぎないので気にすることはない。
例文5:SNSの呼びかけで烏合の衆のように集まったが、呼びかけたのが誰なのかもわからないまま解散してしまった。

「烏合の衆」をうまく用いる

「烏合の衆」は日常たまに聞く程度の故事成語ですが、知っているとずいぶんと語彙力があるように見られる言葉でもあります。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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