「鵜呑みにする」の意味 「鵜呑みにしない」などの例文

「鵜呑みにする」は日常でもよく使われる慣用句です。それでは具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「鵜呑みにする」の意味や「鵜呑みにしない」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「鵜呑みにする」の読み方

読み方:うのみにする
「鵜呑みにする」の「鵜」は「う」と読みます。また「呑み」は「飲み」ではなく「呑み」と書きます。「鵜呑み」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。否定の形は「鵜呑みにしない」になります。

「鵜呑みにする」の意味

意味:他人の言うことを何も考えないでそのまま信じて受け入れること
「鵜呑み」の「鵜」は、黒くて首が長く、のどにある「そのう」と言うところに水に潜って捕った魚を一時的に貯える習性を持った水鳥です。その習性を利用したのが鵜飼いで、鵜飼いの鵜が魚を丸飲みする姿から食物を噛まずに丸飲みすることを「鵜呑み」と言うようになり、よく理解せずに受け入れることの比喩として「鵜呑みする」という言葉が用いられるようになったと言われています。

「鵜呑みにする」の例文

例文1:彼は何でも人の言うことを鵜呑みにするのでよく騙される。
例文2:この記事を鵜呑みにしたおかげで間違った行動をしてしまった。
例文3:ニュースを鵜呑みして、他人を批判したらその人は犯人ではなかった。

「鵜呑みにしない」の例文

例文1:なんでも簡単に鵜呑みしないで自分で考えてみよう。
例文2:ゴシップ記事はあることないことなんでも書いているので鵜呑みにしない方がいい。
例文3:ライターの書く記事は鵜呑みしないですべて調べてから掲載するようにしている。

「鵜呑みにする」をうまく用いる

「鵜呑みにする」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも頻出する言葉なので、正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。