「一石二鳥」の意味と例文

「一石二鳥」は日常でもよく使われる四字熟語です。具体的にどんなシーンで使えばいいでしょう。ここでは「一石二鳥」の意味と例文を紹介していきます。

「一石二鳥」の読み方

読み方:いっせきにちょう
「一石二鳥」の「一石」は「いちせき」ではなく「いっせき」と読みます。また「ニ鳥」は「にとり」ではなく「にちょう」と読みます。「一石二鳥」はこの形で四字熟語になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「一挙両得」があり、対義語は「虻蜂取らず」「二兎を追う者は一兎も得ず」などがあります。

「一石二鳥」の意味

意味:1つの行為で同時に2つの利益や効果を手にすること
「一石二鳥」はイギリスのことわざに由来すると言われています。鳥が2羽いたところ、1羽の鳥を狙って石を投げたら、鳥が2羽とも落ちてきたというところから、一つの行為で2つの利益や効果を手にすることを意味する言葉になったといいます。「一石二鳥」の類語に「一挙両得」という中国の四字熟語があり、日本はもともとこちらを採用していましたが、大正期に再び「一石二鳥」が使われるようになったと言われています。

「一石二鳥」の例文

例文1:外国語でニュースを聞けば、外国語の勉強にもなるし世界情勢もわかるし一石二鳥だよ。
例文2:大学で勉強すれば、専門分野も学べるしその分野の先生とも出会えるし、一石二鳥だよ。
例文3:子供に習い事をさせると、勉強になるだけでなく、その時間の子守もしてくれるから一石二鳥で助かります。
例文4:犬を飼うと、子供の遊び相手になってくれるだけでなく、番犬もしてくれるから一石二鳥です。
例文5:家庭菜園は育てる楽しみもあるし、食費の節約にもなるし、一石二鳥だよ。

「一石二鳥」をうまく用いる

「一石二鳥」は日常でよく使われる四字熟語です。いろんな場面で使われることの多い言葉なので、論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。