「じせき」は「自席」「自責」がありますが、意味は全く違います。論文・小論文ではそれぞれの意味を理解して使ってみましょう。ここでは、「自席」「自責」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「自席」と「自責」の違い
自席(じせき)
意味:自分の席。
自責(じせき)
意味:自分で自分の過ちをとがめること。
「自責」はその他に自分に責任があると考えることを言うこともあります。対義語は「他責」になります。
じせきの念に駆られるは自責が正しい
「じせきの念に駆られる」は自分で自分の過ちをとがめることなので、ここでは「自責」が正解です。
「自席」の例文
例文1:受験番号が明記してある自席に座ってテストを受けなければ不正行為とみなされる。
「じせきに座る」は自分の席に座ることなので、ここでは「自席」を使います。
例文2:最近のオフィスはフリーアドレスだから、自席という概念はない。
「じせきという概念はない」は自分の席という概念はないということなので、ここでは「自席」を使います。
「自責」の例文
例文1:自分の代わりに車を運転した彼が事故にあったので、自責の念に駆られる。
「じせきの念に駆られる」は自分で自分の過ちをとがめることなので、ここでは「自責」を使います。
例文2:私が意地を張ったばかりにケンカしたまま彼と別れることになってしまい、いまだに自責の念に駆られている。
「じせきの念に駆られる」は自分で自分の過ちをとがめることなので、ここでは「自責」を使います。
論文・小論文で「自席」「自責」を使い分ける視点
「じせき」は「自席」「自責」がありますが、使われるシーンは全く違います。「自席」は自分の席、「自責」は自分の過ちをとがめると覚えておきましょう。論文・小論文では漢字とともに覚えておくといいでしょう。