「きゃっか」は「脚下」「却下」がありますが、意味は大きく異なります。論文・小論文では正しく使えるようにしておきましょう。ここでは、「脚下」「却下」それぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「脚下」と「却下」の違い
脚下(きゃっか)
意味:足の下。足もと。
却下(きゃっか)
意味:採り上げずに退けること。
「却下」はその他にも官庁・裁判所に対する行政上・訴訟上の申し立てを退けることを意味することもあります。
提案をきゃっかするは却下が正しい
「提案をきゃっかする」は提案を採り上げずに退けることなので、ここでは「却下」が正解です。
「脚下」の例文
例文1:展望台は脚下が透明ガラスになっていて高さを直に感じることができる。
「脚下が透明ガラスになっている」は足もとが透明ガラスになっているということなので、ここでは「脚下」を使います。
例文2:彼の成功は日々のルーティンを淡々とこなす脚下照顧の心掛けによって成し得たものだ。
「きゃっか照顧」は自分の足もとをよく見よという戒めの言葉なので、ここでは「却下」を使います。
「却下」の例文
例文1:レポートの提出が1分遅れただけなのに受け取りを却下された。
「受け取りをきゃっかされた」は採り上げずに退けることなので、ここでは「却下」を使います。
例文2:散々アイデアをプレゼンさせられたが、私の企画は却下された。
「企画をきゃっかする」は採り上げずに退けることなので、ここでは「却下」を使います。
論文・小論文で「脚下」と「却下」を使い分ける視点
「きゃっか」は「脚下」「却下」がありますが、意味は大きく異なります。論文・小論文では「脚下」は足もと、「却下」は退けると覚えておきましょう。