「おいさき」は「生い先」「老い先」がありますが、意味は全く違います。論文・小論文では正しく使えるようにしていきましょう。ここでは、「生い先」「老い先」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「生い先」と「老い先」の違い
生い先(おいさき)
意味:成長の前途。
「生い先」は子供などが成長していく将来や行く末のことを言います。
老い先(おいさき)
意味:余生。
「老い先」は年とった人のこれからの人生のことを言います。
おいさきが楽しみは生い先が正しい
「おいさきが楽しみ」は子供などが成長していく将来や行く末が楽しみということなので、ここでは「生い先」が正解です。
「生い先」の例文
例文1:ずっとほしいと思って授かった子なので生い先が楽しみです。
「おいさきが楽しみ」は成長の前途が楽しみなことを言っているので、ここでは「生い先」を使います。
例文2:子供の生い先を考えると潤沢な資金を今から貯めておかないと行かないと思う。
「子供のおいさき」は子供の成長の前途のことを言っているので、ここでは「生い先」を使います。
「老い先」の例文
例文1:老い先が短いので、食べたいものややりたいことはなんでもやっておく。
「おいさきが短い」は余生が短いということを言っているので、ここでは「老い先」を使います。
例文2:老い先長くないので、体が思い通りにならなくなったことを考えて家をリフォームした。
「おいさき長くない」は余生が長くないことを言っているので、ここでは「老い先」を使います。
論文・小論文で「生い先」と「老い先」を使い分ける視点
「おいさき」は「生い先」「老い先」がありますが、使い方は全く違います。「生い先」は成長の前途、「老い先」は余生の意味になります。論文・小論文では正反対の意味になることを理解した上で、正しく使えるようにしていきましょう。