「けっき」は「血気」「決起」がありますが、語源は同じではないため、意味が全く違います。論文・小論文ではそれぞれの漢字とセットで覚えておきましょう。ここでは、「血気」「決起」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「血気」と「決起」の違い
血気(けっき)
意味:活力。血の気。
「血気」はもとは血液と気力の意味ですが、転じて生命を維持発展させる力のことを言います。また、向こう見ずで意気盛んな様子にも使います。
決起(けっき)
意味:決意して行動に起こす。
「決起」はある目的のために決意を固めて行動を起こすことを言います。
けっき盛んは血気が正しい
「けっき盛ん」は生気にあふれるさまということなので、ここでは「血気」が正解です。
「血気」の例文
例文1:彼はとても若いのでイベントがあると血気盛んに陣頭指揮をとる。
「けっき盛ん」は活力にあふれるさまということなので、ここでは「血気」を使います。
例文2:彼はみんなが無理と思うことこそ血気盛んに果敢に挑戦をする。
「けっき盛ん」は活力にあふれるさまということなので、ここでは「血気」を使います。
「決起」の例文
例文1:圧政が続けば必ず国民が決起する。
「国民がけっきする」は国民が決意を固めて行動を起こすことなので、ここでは「決起」を使います。
例文2:心を一つにするため、メンバーを集めて決起集会をした。
「けっき集会」は決意を固めて行動を起こすことを決めた会のことなので、ここでは「決起」を使います。
論文・小論文で「血気」と「決起」を使い分ける視点
「けっき」は「血気」「決起」があります。それぞれの意味は「血気」が活力、「決起」が決意して行動に起こすことです。論文・小論文ではそれぞれの意味に気を付けて使えるようにしておきましょう。