「えんげい」は「園芸」「演芸」がありますが、それぞれの意味は全く異なります。論文・小論文ではそれぞれの意味の違いに気を付けて使えるようにしましょう。ここでは「園芸」「演芸」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「園芸」と「演芸」の違い
園芸(えんげい)
意味:農業の一部門。
「園芸」は果樹・野菜・草花類の栽培と造園技術との総称を言います。
演芸(えんげい)
意味:大衆芸能。
「演芸」は観衆を前にして演じる大衆的な芸能のことを言います。江戸時代に設立された常設の興行場寄席が演芸の始まりだと言われ、現在は演劇・音楽・落語・漫才などのジャンルがあります。
大衆えんげいは演芸が正しい
「大衆えんげい」は大衆芸能のことなので、ここでは「演芸」が正解です。
「園芸」の例文
例文1:園芸コーナーで花壇用のプランターを買い求める。
「えんげいコーナー」は果樹・野菜・草花類の栽培と造園の用品が売っているコーナーのことなので、ここでは「園芸」を使います。
例文2:小さな庭でも園芸を楽しむことができる。
「えんげいを楽しむ」は果樹・野菜・草花類の栽培や造園を楽しむことなので、ここでは「園芸」を使います。
「演芸」の例文
例文1:師匠から演芸会に一度も呼ばれないまま1年が過ぎた。
「えんげい会」は大衆芸能を披露する催しのことなので、ここでは「演芸」を使います。
例文2:演芸の道に進むからには有名になるまでがんばりたい。
「えんげいの道」は大衆芸能の道のことなので、ここでは「演芸」を使います。
論文・小論文で「園芸」と「演芸」を使い分ける視点
「えんげい」は「園芸」「演芸」がありますが、それぞれの意味は「園芸」が栽培、「演芸」が芸能です。論文・小論文ではきちんと使えるようにそれぞれの意味を覚えておきましょう。