将棋のきし 「騎士」「棋士」正しい漢字はどっち?

「きし」は「騎士」「棋士」がありますが、それぞれ指す人物は違います。論文・小論文では意味を理解してきちんと論文中で使えるようにしていきましょう。ここでは「騎士」「棋士」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「騎士」と「棋士」の違い

騎士(きし)
意味:騎乗して戦う者
「騎士」は中世ヨーロッパでは階級を表す言葉でもあります。
棋士(きし)
意味:碁または将棋を職業として行う人。
「棋士」は囲碁・将棋の棋戦などで対局することを主な職業とする人を指します。

将棋のきしは棋士が正しい

「将棋のきし」は将棋を職業として行う人なので、ここでは「棋士」が正解です。

「騎士」の例文

例文1:騎士は剣を持ち、鎧をつけて敵に立ち向かった。

「きしは剣を持つ」は騎乗して戦う者は剣を持つということなので、ここでは「騎士」を使います。

例文2:騎士は王に仕え、王に対して忠誠を誓った者である。

「きしは王に仕える」は騎乗して戦う者は王に仕えるということをいうので、ここでは「騎士」を使います。

「棋士」の例文

例文1:彼はかつて棋士を目指していたが、スランプに陥ったのを機にやめてしまったという。

「きしを目指す」は将棋を職業として目指すということなので、ここでは「棋士」を使います。

例文2:棋士は集中力が必要で、対局時はかなり精神的に消耗するらしい。

「きしは集中力が必要」は将棋を職業として行う人なので、ここでは「棋士」を使います。

論文・小論文で「騎士」と「棋士」を使い分ける視点

「きし」は「騎士」「棋士」がありますが、それぞれの意味は異なります。「騎士」は戦士、「棋士」は囲碁や将棋を対局する人のことを言います。論文・小論文ではそれぞれの意味に注目してきちんと使えるようにしましょう。