「しんき」は「新規」「新期」の2種類がありますが、それぞれの意味は違います。論文・小論文で書くときはそれぞれの意味に気をつけて適切なものを使えるようにしましょう。ここでは「新規」「新期」それぞれの意味の違いや例文いついて解説していきます。
「新規」と「新期」の違い
新規(しんき)
意味:新しく物事を行うこと。
新期(しんき)
意味:新しい期間。
しんきのご挨拶は新期が正しい
「しんきのご挨拶」は新しい期間のご挨拶のことなので、ここでは「新期」が正解です。
「新規」の例文
例文1:新しいサービスに新規で加入する。
「しんきに加入する」は新しいサービスに加入することなので、ここでは「新規」を使います。
例文2:この企業は新卒の学生しか新規採用がない。
「しんき採用」は新しく採用を行うことなので、ここでは「新規」を使います。
「新期」の例文
例文1:新期造山帯は、中生代・新生代以降の造山運動により基盤岩が形成された場所をいいます。
「しんき造山帯」は新しく基盤岩が形成された期間なので、ここでは「新期」を使います。
例文2:新期に気分を引き締めるため、持ち物を一新した。
「しんきに気分を引き締める」は新しい期間に気分を引き締めるということなので、ここでは「新期」を使います。
論文・小論文で「新規」と「新期」を使い分ける視点
「しんき」は「新規」「新期」の漢字がありますが、「新規」は新しく物事を行う、「新期」は新しい時期のことを言います。論文・小論文では漢字の違いに気をつけてきちんと使い分けられるようにしましょう。