ほうよう力のあるリーダーが求められる 「抱擁」「包容」正しい漢字はどっち?

「ほうよう」は「抱擁」「包容」の同音異義語がありますが、意味は大きく違うので論文・小論文で使うときは気をつけて使いましょう。ここでは「抱擁」「包容」それぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「抱擁」と「包容」の違い

抱擁(ほうよう)
意味:抱きかかえる。
「抱擁」は、抱きかかえる、抱きしめるという意味です。
包容(ほうよう)
意味:包みいれる、心が広い。
「包容」は寛容な心で人の間違いや欠点を許すという意味にも使われます。

ほうよう力のあるリーダーが求められるは包容が正しい

「ほうよう力のあるリーダーが求められる」は心が広いリーダーが求められるという意味なので、ここでは「包容」が正解です。

「抱擁」の例文

例文1:しばらく離れ離れになることを知っていたので、国際結婚カップルは空港で熱い抱擁を交わした。

「熱いほうよう」は熱く抱きしめることなので、ここでは「抱擁」を使います。

例文2:パンダは親子で互いに抱擁し、とても仲良しだ。

「互いにほうようする」は互いに抱きしめることなので、ここでは「抱擁」を使います。

「包容」の例文

例文1:結婚するなら包容力がある人がいいと思います。

「ほうよう力」は包みいれる力という意味なので、ここでは「包容」を使います。

例文2:彼女には異質なものを包容するだけの心の広さがある。

「異質なものをほうようする」は異質なものを包みこむという意味なので、ここでは「包容」を使います。

論文・小論文で「抱擁」と「包容」を使い分ける視点

「ほうよう」は「抱擁」「包容」がありますが、意味は大きく違います。「抱擁」は抱きしめる、「包容」は心が広いという意味になります。論文・小論文ではそれぞれのシーンに合わせてきちんと使えるようにしていきましょう。