「よげん」は「予言」「預言」の2つがありますが、意味は大きく異なります。論文・小論文ではよく間違える漢字でもあるので、きちんと使い分けて理解しておきましょう。ここでは「予言」「預言」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「予言」と「預言」の違い
予言(よげん)
意味:未来を予測すること。
「予言」は未来の物事を推測して言うことやその言葉を意味します。
預言(よげん)
意味:神託を告げること。
「預言」は主にキリスト教などで、神から預けられた言葉を人々に伝えることやその言葉を意味します。
よげん者は「予言者」「預言者」どちらも正しい
「よげん者」は未来を予測する人の場合は「予言者」、神託を告げる人の場合は「預言者」となるため、どちらでも正解です。
「予言」の例文
例文1:ノストラダムスの大予言は外れたものもあるが、当たったものもある。
「大よげん」は大きく未来を予測することなので、ここでは「予言」が正解です。
例文2:予言に従って自分の行動を決めるのは他力本願かもしれない。
「よげんに従う」は未来を予測したことに従うことなので、ここでは「予言」を使います。
「預言」の例文
例文1:救世主が誕生するという神からの預言があった。
「神からのよげん」は紙が神託を告げることなので、ここでは「預言」を使います。
例文2:タロットから神からの預言を占うことができる。
「神からのよげん」は紙の神託を告げることなので、ここでは「預言」を使います。
論文・小論文で「予言」と「預言」を使い分ける視点
「よげん」は「予言」「預言」がありますが、「予言」は未来を予測すること、「預言」は神からの神託を意味します。論文・小論文ではよく間違える漢字でもあるので、それぞれの意味を理解した上で文中で使えるようにしておきましょう。