「業を煮やす」の意味 「業を煮やして」「業を煮やした」などの例文

「業を煮やす」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「業を煮やす」の意味や「業を煮やして」「業を煮やした」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「業を煮やす」の読み方

読み方:ごうをにやす
「業を煮やす」の「業」は「ぎょう」ではなく「ごう」と読みます。また「煮やす」は「にやす」と読みます。「業を煮やす」は「業を煮やして」「業を煮やした」などのバリエーションがありますが、「業を煮える」などの表現はありません。

「業を煮やす」の意味

意味:物事がなかなか順調にいかず、いらいらして腹を立てること
「業を煮やす」の「業」は仏教用語の「業」のことでカルマのことを指します。カルマは理性によって制御できない心の働きを意味し、「煮やす」はグラグラと沸騰させることを意味するので、そこから、「業を煮やす」は押さえきれない怒りを激しく沸騰させることを意味するようになったと言われています。

「業を煮やす」の例文

例文1:遅刻ばかりする彼に業を煮やす。
例文2:私が業を煮やす前に、きちんとやり方を改善しておきなさい。

「業を煮やして」の例文

例文1:息子の作業の遅さに業を煮やしてとうとう横から手伝ってしまった。
例文2:彼の長電話に業を煮やして先に食事を始めてしまった。

「業を煮やした」の例文

例文1:彼は部下の仕事ぶりに業を煮やして、とうとう全部自分でやってしまった。
例文2:内容のないプレゼンに業を煮やして、とうとう社長は席を立ってしまった。

「業を煮やす」をうまく用いる

「業を煮やす」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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