「手を抜く」の意味 「手を抜いて」「手抜き」などの例文

「手を抜く」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「手を抜く」の意味や「手を抜いて」「手抜き」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「手を抜く」の読み方

読み方:てをぬく
「手を抜く」の「手」は「しゅ」ではなく「て」と読みます。「手を抜く」は「手を抜いて」「手抜き」などのバリエーションがあります。

「手を抜く」の意味

意味:必要な手間も省きいいかげんにすること
「手を抜く」は諸説ありますが、囲碁用語が由来になったというのが最も有力だと言われています。対局中に今戦っている場所に石を打たずに、もっと効率の良い場所に石を打つことを言った言葉で、もとはプラスイメージの言葉でした。江戸時代の『けいせい伝受紙子』の「いよいよさふ心のよはよはと成った所で、手をぬかずずいぶんせりかけてくどいてくれ」という一文で初めてマイナスイメージで使われたところから、江戸時代に入ってマイナスイメージの言葉として使われるようになったと言われています。

「手を抜く」の例文

例文1:手を抜くとすぐ成績に反映されるのでまったく気が抜けない。
例文2:彼はもうプロになって長いので、上手に手を抜くことができる。

「手を抜いて」の例文

例文1:手を抜いてばかりいると、いざというときに支えになってくれるものがない。
例文2:なんでも生真面目に対処して限られたことだけを完璧にするより、多少手を抜いても色んなことに挑戦した方がいいだろう。

「手抜き」の例文

例文1:新築なのにすでにコンクリートに亀裂があり、手抜き工事なのか心配になる。
例文2:宿題は手抜きしないできちんと仕上げないと自分の力にならないよ。

「手を抜く」をうまく用いる

「手を抜く」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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