主人公がげきこうした 「激昂」「激高」のどっちが正しい?

「げきこう」という漢字は「激昂」「激高」の2種類あります。どちらを使ったらいいか区別がつくようにしましょう。ここでは「激昂」「激高」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「激昂」と「激高」の違い

激昂(げきこう)
意味:感情がひどく高ぶったり、ひどく怒ったりすること。
「げきこう」のもとの漢字は「激昂」です。キレている状態といえるでしょう。
激高(げきこう)
意味:感情がひどく高ぶったり、ひどく怒ったりすること。
「激昂」の「昂」という字が常用外漢字のため、代用として常用漢字である「高」が使われるようになりました。「激昂」が元々の漢字ですが、どちらの漢字で表記しても間違いにはなりません。

主人公がげきこうしたは「激昂」も「激高」も正しい

「主人公がげきこうした」はひどく怒ることなので「激昂」を使います。「激高」でも構いません。

「激昂」「激高」の例文

例文1:彼はその手紙を読むと、激昂して机を叩いた。

ここでは、ひどく感情が高ぶったということなので「激昂」または「激高」という表現が合います。

例文2:その挑戦的な態度が相手を激高させる。

相手がひどく怒った状態も「激昂」または「激高」という表現で表わすことができます。

論文・小論文で「激昂」「激高」を扱う

論文・小論文で「げきこう」を書く時はどちらを書いてもかまいません。どちらを使っても間違いにはならないため、「激昂」「激高」のうち1つだけでもしっかり覚えておくといいでしょう。