「後の祭り」の意味と例文

「後の祭り」は日常でよく耳にする慣用句ですが、具体的にはどうやって使えばいいでしょうか。ここでは「後の祭り」の意味と例文を紹介していきます。

「後の祭り」の読み方

読み方:あとのまつり
「後」は「あと」と読み、「のち」とは読みません。「後の祭り」はこの形で一つの慣用句になっているため、「後の祭り」が正しく、「後に祭り」や「後祭」などは誤用になります。

「後の祭り」の意味

意味:チャンスを逃してしまいどうしようもなくなること
「後の祭り」は「六日の菖蒲十日の菊」と同じ意味の慣用句です。「後の祭り」の由来は、あれほど祭りの最中にはみんなが見たがった山車なのに、祭りが終わった後は山車など見向きもされないことや、祭りの終わった次の日に祭りを見物に行っても意味がないことから「後の祭り」というようになったと言われています。

「後の祭り」の例文

例文1:あの時ちゃんと告白しておけばよかったなんて今思っても後の祭りだ。
例文2:きちんと勉強しておけば違った人生があったかもしれないという思いもあるけど、今となっては後の祭りなのできっぱりあきらめよう。
例文3:今更ああだこうだと言い訳しても後の祭りだ。
例文4:後の祭りにならないよう、今からきちんと計画を立てて勉強をしよう。
例文5:ちゃんと謝っておけば彼女とこじれることもなかったのに後の祭りだ。

「後の祭り」をうまく用いる

「後の祭り」は日常で馴染みのある慣用句です。皆さんも耳にしたことはあるでしょう。論文・小論文では「後の祭り」の意味をきちんと理解して文中で使えるようにしておきましょう。