「亀の甲より年の功」「亀の甲より年の劫」の違い、意味、例文

「亀の甲より年の功」「亀の甲より年の劫」は日常でもたまに耳にすることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「亀の甲より年の功」「亀の甲より年の劫」の違い、意味、例文を紹介していきます。

「亀の甲より年の功」「亀の甲より年の劫」の読み方

読み方:かめのこうよりとしのこう
「亀の甲より年の功」「亀の甲より年の劫」はどちらも「かめのこうよりとしのこう」と読みます。「亀」は「かめ」と読み、「甲」は「かぶと」ではなく「こう」と読みます。「亀の甲より年の功」「亀の甲より年の劫」はこの形でことわざになっているため、その他のバリエーションはありません。

「亀の甲より年の功」「亀の甲より年の劫」の違いと意味

意味:年長者が経験で付けた豊かな知恵は貴重だということ
「亀の甲より年の功」「亀の甲より年の劫」はどちらの表現でもかまいません。意味は同じです。「甲」と「功」or「劫」が同音なので2つをかけていることわざで、「亀の甲」は亀の甲羅のことで亀が万年生きると言われているところから、長いことを意味し、「功」or「劫」も極めて長い時間を意味します。そこから、人間の経験は亀の万年を超えるほど長時間かけて得たものと同じ価値があるということを表すようになったと言われています。

「亀の甲より年の功」「亀の甲より年の劫」の例文

例文1:生活の知恵は祖母には頭が上がらない。亀の甲より年の功だな。
例文2:これまで色々な部署に行ってたというから、彼が適任だ。亀の甲より年の功だよ。
例文3:亀の甲より年の劫というけれど、IT技術に関しては若い子には負けてしまうね。
例文4:亀の甲より年の劫で本で読むより祖父に聞いた方が当時のリアルを知ることができるよ。
例文5:災害の時、とっさにどうすればいいかは亀の甲より年の劫で何度も経験してきている人の方がよく知ってるかもね。

「亀の甲より年の功」「亀の甲より年の劫」をうまく用いる

「亀の甲より年の功」「亀の甲より年の劫」は日常でたまに耳にすることわざです。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。