「来年のことを言えば鬼が笑う」「来年の事を言うと鬼が笑う」の意味と例文

「来年のことを言えば鬼が笑う」や「来年の事を言うと鬼が笑う」は日常でもよく使われることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「来年のことを言えば鬼が笑う」「来年の事を言うと鬼が笑う」の意味と例文を紹介していきます。

「来年のことを言えば鬼が笑う」の読み方

読み方:らいねんのことをいえばおにがわらう
「来年のことを言えば鬼が笑う」の「鬼」は「き」ではなく「おに」と読みます。「来年の事を言うと鬼が笑う」という言い方もされています。

「来年のことを言えば鬼が笑う」「来年の事を言うと鬼が笑う」の意味

意味:先のことを今から言っても何も始まらないということ
「来年のことを言えば鬼が笑う」は「京都いろはかるた」に由来すると言われています。「鬼が笑う」は恐ろしい鬼が笑うのはまれなことなので、それほど滑稽なことだと馬鹿にして嘲笑ったという説、昔は暦を把握するのが難しかったので、それもわからない人間が来年の話をするなんてと馬鹿にして笑ったという説、鬼は人間の寿命を把握していて、来年まで生きることはないのに来年のことを話すのは愚かだと嘲笑したという説、昔は豆まきをした後の豆から芽が出ると災厄や飢饉が起こると言われていましたが、村に悪さをしていた鬼に殿様が、「芽が出た豆を見つけて、村を襲わなかったら殿様にしてやる」と約束したところ、鬼は芽の出た豆を見つけたのになくしてしまいがっかりしていたところを、殿様が「来年があるじゃないか」と慰め、それに鬼が応えて笑ったという説、ある相撲取りが亡くなり地獄に送られてきて、閻魔様の前で鬼と相撲を取ったところ、鬼は岩に頭をぶつけて角を失ってしまいます。ですが、来年になったら新しい角が出てくるようにしてあげようと慰められ、鬼が笑ったという説などがあります。

「来年のことを言えば鬼が笑う」の例文

例文1:よく年配の人から来年のことを言えば鬼が笑うよと戒められたものだ。
例文2:来年のことを言えば鬼が笑うというけれど、来春の卒業旅行が気がかりでならない。
例文3:来年のことを言えば鬼が笑うかもしれないが、今から新年度の計画を考えておこう。

「来年の事を言うと鬼が笑う」の例文

例文1:来年のことを言うと鬼が笑うので、今から心配することはやめよう。
例文2:彼は来年のことを言うと鬼が笑うというけれど、私は少しは未来のことを考えた方がいいと思う。

「来年のことを言えば鬼が笑う」「来年の事を言うと鬼が笑う」をうまく用いる

「来年のことを言えば鬼が笑う」「来年の事を言うと鬼が笑う」は日常でよく使われることわざです。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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