「油断も隙もない」の意味と例文

「油断も隙もない」はちょっとした日常会話でも使われます。実際にはどのように使えばいいでしょう。ここでは「油断も隙もない」の意味と例文を紹介していきます。

「油断も隙もない」の読み方

読み方:ゆだんもすきもない
「油断も隙もない」の「油断」は「あぶらだん」ではなく「ゆだん」と読みます。

「油断も隙もない」の意味

意味:油断するとそこから付け込まれるので、少しの隙もみせられないということ
 油断は注意力が途切れて散漫になる様を表します。「油断も隙もない」は相手から付け込まれないように、油断せず隙を見せることがないようにしたいということで、結果的に気を張って警戒や注意を怠らないという行動に結びつきます。「油断できない」「油断ならない」「油断大敵」など油断に由来する言い回しは他にもいろいろあります。

「油断も隙もない」の例文

例文1:せっかく育てた農産物が動物に食い尽くされているのを発見して、つくづく油断も隙もないことを実感した。
例文2:ライバル会社は油断も隙もない相手だから、セカンドオプションを用意しておくことも必要だ。
例文3:ホテルからちょっと買い物に行っただけなのにスリにあうなんて油断も隙もあったものじゃない。
例文4:スラム街は油断も隙もないところなので、自分の身は自分で守らなくてはならない。
例文5:ちょっと目を離したら猫が魚をくわえて行ってしまった。油断も隙もない。

「油断も隙もない」をうまく用いる

例えば気を緩めることができない相手を表現したい場合に「油断も隙もない相手」「油断できない相手」「油断ならない相手」などいろんなバリエーションが考えられます。「油断」にまつわる言い方を駆使して論文・小論文でも正しく表現できるようにしておきましょう。