「諸刃の剣」の意味 「両刃の剣」などの例文

「諸刃の剣」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「諸刃の剣」の意味と例文を紹介していきます。や「両刃の剣」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「諸刃の剣」の読み方

読み方:もろはのつるぎ

「両刃の剣」の読み方

読み方:りょうばのつるぎ
「諸刃の剣」の「諸刃」は「しょば」ではなく「もろは」と読みます。また「両刃」は「りょうは」ではなく「りょうば」と読みます。「剣」は「けん」ではなく「つるぎ」と読みます。「諸刃の剣」「両刃の剣」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。

「諸刃の剣」の意味

意味:相手に打撃を与えるけれど誤れば自分もまた傷つく恐れがあるということ、役に立つ一方で危険な一面もあるということ
「諸刃の剣」「両刃の剣」の「諸刃」「両刃」は、「両面に刃がついている」という意味です。そこから、両面に刃がついている剣は相手も自分も傷つけることができるところから、役に立つ一方で危険な一面もあるという意味になったと言われています。

「諸刃の剣」の例文

例文1:このゲームの攻撃は、相手にダメージを与えられるけれど、自分の寿命も少なくなるので、まさに諸刃の剣だ。
例文2:健康のためにダイエットしても、栄養が足りなくなったら病気になるので、諸刃の剣だ。
例文3:電話料金が安くすれば家計は助かるけれど、インフラに投資できなくてつながりが悪くなれば不便になるので諸刃の剣だ。

「両刃の剣」の例文

例文1:スポーツの試合は、たくさんの人が見に来てくれないと広告費を稼げないけれど、たくさんの人が集まれば感染症の危険もあり両刃の剣だ。
例文2:この技は、相手をすぐに倒すことができるけれど、同時に自分の肘も傷めるので両刃の剣だ。
例文3:インターネットは手軽に連絡を送りあうことができるが、間違えで別の人に送ってしまうこともあり両刃の剣だ。

「諸刃の剣」をうまく用いる

「諸刃の剣」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。