「水に流す」の意味 「水に流して」「水に流した」などの例文

「水に流す」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「水に流す」の意味や「水に流して」「水に流した」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「水に流す」の読み方

読み方:みずにながす
「水に流す」の「水」は「すい」ではなく「みず」と読みます。また、「水に流す」は「水に流して」「水に流した」などのバリエーションがあります。

「水に流す」の意味

意味:過去のことをなかったことにすることや過ぎ去ったことをとがめないようにすること
「水に流す」は、日本ではけがれや良くないことを川や水などで清め流してしまうことが由来だと言われています。古来の日本人は、汚れや災いを洗い流すという習慣があったため、人と人のいさかいやわだかまりなどの感情も水に流して収めてきました。そこから「水に流す」という言葉が過去のことをなかったことにすることを言うようになったと言われています。

「水に流す」の例文

例文1:あなたが私にやった仕打ちは水に流すことはできない。
例文2:過去は水に流すので、せっかくペアを組んだのだから協力してやっていこう。

「水に流して」の例文

例文1:この前迷惑をかけたことは水に流してほしい。
例文2:過去のわだかまりはすっかり水に流して再出発しよう。

「水に流した」の例文

例文1:お互い学生の頃はやりあったものだけど、すべて水に流した。
例文2:昔のことは全部水に流したので、もう気にしなくていいよ。

「水に流す」をうまく用いる

「水に流す」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。