「胸がつかえる」の意味　「胸が詰まる」「胸がつぶれる」「胸が塞がる」などの例文

「胸がつかえる」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「胸がつかえる」の意味や「胸が詰まる」「胸がつぶれる」「胸が塞がる」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「胸がつかえる」の読み方

読み方：むねがつかえる

読み方：むねがつまる

読み方：むねがつぶれる

読み方：むねがふさがる

「胸がつかえる」「胸が詰まる」「胸がつぶれる」「胸が塞がる」の「胸」は「きょう」ではなく「むね」と読みます。

意味：悲しみや心配事で心が強くしめつけられること

「胸がつかえる」「胸が詰まる」は食べたものが食道につかえて苦しくなる様子が由来だと言われています。そして、「つかえる」は胸が圧迫されるような感覚を言いますが、「胸がつぶれる」「胸が塞がる」はこの状態を言ったもので、広く精神的な苦しみにも使われるようになったと言われています。

例文1：彼女に振られたことはとてもショックで数日間胸がつかえて食事もままならなかった。

例文2：この苦しい思いを誰かに打ち明けないと胸がつかえてどうしようもなかった。

例文1：あまりの突然の訃報に胸が詰まる思いがした。

例文2：彼の日記を読むと辛かった過去がひしひしと感じられて胸が詰まった。

例文1：子供の悲しそうな顔を見ると胸がつぶれる思いがする。

例文2：就活の不採用通知を見ると自分が無用な人間のようで胸がつぶれる思いがする。

例文1：会社の倒産危機に毎日胸が塞がる思いだ。

例文2：売り上げが落ちて胸が塞がる。

「胸がつかえる」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。