「風前の灯」の意味と例文

「風前の灯」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「風前の灯」の意味と例文を紹介していきます。

「風前の灯」の読み方

読み方:ふうぜんのともしび
「風前の灯」の「風前」は「かぜまえ」ではなく「ふうぜん」と読みます。また「灯」は「あかり」ではなく「ともしび」と読みます。「風前の灯」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「絶体絶命」などがあります。

「風前の灯」の意味

意味:危険が迫って滅亡する寸前であることのたとえ
「風前の灯」は仏教書物の『法苑珠林』に頻出する「命は風中の灯の如し」が由来だと言われています。「風前」は風の当たる所を意味し、「風前の灯」は風に吹かれる灯火が今にも消えそうなことから、ものごとのはかないことや今にもだめになってしまいそうなことのたとえとして使われています。正しくは「風前の灯火」ですが、今は「風前の灯」とも書くようになりました。

「風前の灯」の例文

例文1:命は風前の灯だったとしても、私なら最後まで諦めない。
例文2:大きなミスをしたせいで、社長の地位は今や風前の灯だ。
例文3:大きな事故に遭って風前の灯だったが、幸い一命を取り留めた。
例文4:遭難して風前の灯だったが、運良く助けられた。
例文5:こんなにやつれちゃって、まるで風前の灯だね。

「風前の灯」をうまく用いる

「風前の灯」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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