「馬脚を露す」は日常でもよく使われる故事成語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「馬脚を露す」の意味や「化けの皮がはがれる」「ぼろが出る」「尻尾を出す」などバリエーションでの例文を紹介していきます。
「馬脚を露す」の読み方
読み方:ばきゃくをあらわす
「化けの皮がはがれる」の読み方
読み方:ばけのかわがはがれる
「ぼろが出る」の読み方
読み方:ぼろがでる
「尻尾を出す」の読み方
読み方:しっぽをだす
「馬脚を露す」「化けの皮がはがれる」「ぼろが出る」「尻尾を出す」の意味
意味:偽り隠していたことが表に出ること
「馬脚を露す」は馬の足を務める役者がうっかり自分の姿を見せてしまうことから、「化けの皮がはがれる」は狸や狐など別のものに姿を変えた姿がはがれてしまうことから、「尻尾を出す」は狸や狐が化ける時に尻尾を出したままにして見破られるところから、包み隠していた悪いことが発覚するこというようになったと言います。「ぼろが出る」の「ぼろ」は使い古した布や着古した衣服のことで、人には見せたくないもののたとえを意味します。そこから、隠していた欠点や短所が見えてしまうことを言うようになったと言われています。
「馬脚を露す」の例文
例文1:急にテストをすることになり、普段必死に勉強して秀才を気取っていたら、馬脚を露すころになってしました。
例文2:口コミナンバーワンと言われていたが、ひょんなころから口コミのバイトを雇っていたことがバレて、馬脚を露す結果となってしまった。
「化けの皮がはがれる」の例文
例文1:姉は外ではいい顔ばかりしているが、突然の来客で化けの皮がはがれた。
例文2:化けの皮がはがれるまえに彼とは別れた。
「ぼろが出る」の例文
例文1:知識人のふりをしていたが、しゃべっているうちにぼろが出た。
例文2:趣味は読書と言っていたが、色々と聞かれても何も答えられずぼろが出た。
「尻尾を出す」の例文
例文1:刑事は張り込んで犯人が尻尾を出すのを待っている。
例文2:しおらしい女性だったのに、結婚したとたん、尻尾を出した。
「馬脚を露す」をうまく用いる
「馬脚を露す」は日常でよく使われる故事成語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。