「泣く子も黙る」の意味と例文

「泣く子も黙る」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「泣く子も黙る」の意味と例文を紹介していきます。

「泣く子も黙る」の読み方

読み方:なくこもだまる
「泣く子も黙る」の「泣く」は「鳴く」ではなく「泣く」を使います。また「黙る」は「だまる」と読みます。「泣く子も黙る」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。

「泣く子も黙る」の意味

意味:強さや恐ろしさが並外れていること
「泣く子も黙る」は中国の歴史書「三国志」の張遼に由来すると言われています。張遼には7000人の兵力で10万人の敵軍を打ち負かしたという武勇伝があり、この圧倒的な強さから、泣き止まない子がいると「遼来遼来!」と「張遼がくるぞ!」と言ってと言って泣き止ませていたという逸話が生まれたと言われています。

「泣く子も黙る」の例文

例文1:今度の監督は泣く子も黙るほどの強面だという。
例文2:うちの社長は泣く子も黙る経済界の重鎮の御曹司です。
例文3:今度のお化け屋敷は泣く子も黙るほどの恐ろしさだというから行ってみるといいよ。
例文4:この辺りは夜電灯が少なく墓地もあって、泣く子も黙るほどの怖さだ。
例文5:さすがにあの迫力で怒られたら泣く子も黙るだろう。

「泣く子も黙る」をうまく用いる

「泣く子も黙る」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。