「蛇足」の意味と例文

「蛇足」は日常でもよく使われる故事成語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「蛇足」の意味と例文を紹介していきます。

「蛇足」の読み方

読み方:だそく
「蛇足」の「蛇」は「へび」ではなく「だ」と読みます。また「足」は「あし」ではなく「そく」と読みます。「蛇足」はこの形で故事成語になっているため、その他のバリエーションはありません。

「蛇足」の意味

意味:無駄なつけたしや余計なもののこと
「蛇足」は『戦国策(斉策上)』の故事に由来すると言われています。昔、中国の楚の国で蛇の絵を早く描く競争をした時、最初に描き上げた者がつい足まで描いたために蛇でなくなってしまい負けたという話です。そこから、無用の長物のことを「蛇足」というようになったと言われています。楚の国が斉の国を攻撃した際、斉の陳軫が楚の宰相の昭陽にこの話をして、余計な戦いをして失敗したら今の地位を失うといい、軍を引き上げさせたと言われています。

「蛇足」の例文

例文1:シンプルなデザインが素敵なのに、襟の部分に飾りがあるのは蛇足だろう。
例文2:この薬は解熱効果もあるのに、別に解熱剤を飲むのは蛇足になってしまう。
例文3:クーラーをつけていても扇風機を付けることは冷気を循環させるので蛇足ではない。
例文4:大という漢字に点をつければ別の漢字になるので蛇足です。
例文5:彼の生い立ちまで勝手に結婚式で話してしまったのは蛇足でしたね。

「蛇足」をうまく用いる

「蛇足」は日常でよく使われる故事成語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

You cannot copy content of this page

タイトルとURLをコピーしました