「登竜門」の意味と例文

「登竜門」は日常でもよく使われる故事成語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「登竜門」の意味と例文を紹介していきます。

「登竜門」の読み方

読み方:とうりゅうもん
「登竜門」は「とうりゅうもん」と読みます。「登竜門」はこの形で故事成語になっているため、その他のバリエーションはありません。

「登竜門」の意味

意味:そこを乗り越えたら出世の道が開けるという大事な関門のこと
「登竜門」は『後漢書 李膺伝』のエピソードが由来だと言われています。中国の黄河に「竜門」という急流があり、鯉がここを上り切ったら竜になるという言い伝えがありました。当時の実力者に李膺という政治家がいて、李膺に才能を認められれば出世が約束されたものと同じと考え、この話になぞらえ、「竜門を登る」と呼んでいたそうです。そして、唐の時代になると科挙試験に合格して出世の糸口を手にすることを「登竜門」というようになったそうです。

「登竜門」の例文

例文1:芥川賞は小説家の登竜門と言われているので、この賞が取れるように頑張りたい。
例文2:登竜門を避けて上の地位につくことは難しいだろう。
例文3:このオーディションは有名女優になる登竜門だ。
例文4:登竜門は越えるべき関門だがここが終着点というわけではない。
例文5:登竜門を越えたからといって出世を約束されているわけではない。

「登竜門」をうまく用いる

「登竜門」は日常でよく使われる故事成語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

You cannot copy content of this page

タイトルとURLをコピーしました