「立て板に水」の意味と例文

「立て板に水」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「立て板に水」の意味と例文を紹介していきます。

「立て板に水」の読み方

読み方:たていたにみず

「立て板に水」の「立て板」は「たていた」と読みます。また「水」は「すい」ではなく「みず」と読みます。「立て板に水」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「一瀉千里」などがあります。

「立て板に水」の意味

意味:話し方がスムーズで流れるようにしゃべる様子
「立て板に水」は、壁に立てかけてある板に水を流すと重力の関係で抵抗なくスムーズに流れるところから、何にも邪魔されずスラスラと話す様子を「立て板に水」というようになったと言われています。また、「上方いろはかるた」の「た」に登場したことで広く使われるようになったと言われています。

「立て板に水」の例文

例文1:彼はいつもプレゼンの時、立て板に水のように話すのでとてもよく商品に精通しているのだろう。
例文2:犯人が捕まったという連絡があってから、今までずっと黙っていた彼は、立て板に水のように話し始めた。
例文3:先生は立て板に水のごとく話すので、なかなかノートが取れない。
例文4:スーパーの実演販売では、立て板に水のように話すので、思わず勢いで買ってしまった。
例文5:立て板に水のように話す彼が、この時ばかりは一言も話さなかった。

「立て板に水」をうまく用いる

「立て板に水」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。