「他人の空似」の意味と例文

「他人の空似」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「他人の空似」の意味と例文を紹介していきます。

「他人の空似」の読み方

読み方:たにんのそらに
「他人の空似」の「他人」は「たのひと」ではなく「たにん」と読みます。また「空」は「くう」ではなく「そら」と読みます。「他人の空似」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。

「他人の空似」の意味

意味:血のつながりのない他人なのに顔つきがよく似ていること
「他人の空似」の「空」は見せかけや外見上だけという意味なので、「他人の空似」は、まったく血のつながりがない者同士なのに、肉親であるかのように顔つきがよく似ていることを意味するようになったと言われています。

「他人の空似」の例文

例文1:さっき姉がいたと言っていたが、姉は今アメリカにいるはずなのできっと他人の空似だよ。
例文2:彼ととても良く似た人がいるけれど、彼には兄弟もいないというから、きっと他人の空似なんだろうね。
例文3:電車でよく見る女優が座っていたので他人の空似と思っていたら、どうやら本人だったらしい。
例文4:姉はアメリカにいるからさっき会った人は他人の空似と思っていたら、何と姉が帰ってきていた。
例文5:彼女と歩いているところを見られたようだったので、他人の空似とごまかした。

「他人の空似」をうまく用いる

「他人の空似」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。