「住めば都」の意味と例文

「住めば都」は日常でもよく使われることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「住めば都」の意味と例文を紹介していきます。

「住めば都」の読み方

読み方:すめばみやこ

「住めば都」の「都」は「と」ではなく「みやこ」と読みます。「住めば都」はこの形でことわざになっているため、その他のバリエーションはありません。

「住めば都」の意味

意味:長く住むとどんなところでもそれなりによく思えてくるということ

「住めば都」は昔の都の生活に由来すると言われています。昔は国の中心となる都は交通機関や物流、商業などが最も栄えた便利で住みやすいところでした。そこから、「住めば都」は住んでいればどんなところでも都と同じように住みやすくなってくる、という意味で使われるようになったと言われています。

「住めば都」の例文

例文1:転校したばかりの頃は借りてきた猫のようだった彼も、住めば都なのか、今やすっかり自由にふるまっている。

例文2:海外を飛び回っているが、住めば都でどこもそれなりに楽しい思い出しかない。

例文3:転職したての頃は慣れない環境で前の職場のことばかり考えてしまったが、住めば都で今は自分の居場所もできてすっかり快適だ。
例文4:住めば都というように、海外に嫁いだ人のほとんどは現地でうまくやっている。
例文5:どんなところも住めば都で慣れたらどうってことないよ。

「住めば都」をうまく用いる

「住めば都」は日常でよく使われることわざです。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。