「弱肉強食」の意味と例文

「弱肉強食」は日常でもよく使われる四字熟語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「弱肉強食」の意味と例文を紹介していきます。

「弱肉強食」の読み方

読み方:じゃくにくきょうしょく
「弱肉強食」の「弱肉」は「よわにく」ではなく「じゃくにく」と読みます。また「強食」は「つよしょく」ではなく「きょうしょく」と読みます。「弱肉強食」はこの形で四字熟語になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「優勝劣敗」などがあります。

「弱肉強食」の意味

意味:弱い者を犠牲にして強い者が勝ち栄えること
「弱肉強食」は中国は唐の文人である韓愈が旅立つ僧の文暢に送った送別辞の「弱之肉、彊之食」が由来だと言われています。これは、「弱いものの肉は、強いものが食す」ということです。ここから、弱い者を犠牲にして強い者が勝ち栄えることを「弱肉強食」というようになったと言われています。

「弱肉強食」の例文

例文1:生き物の世界は弱肉強食なので弱い者は淘汰されるようになっている。
例文2:弱肉強食で強い者ばかりが力を持つと世の中は暴力に支配されることになる。
例文3:生き物の世界は弱肉強食だから、弱い者はたくさん生まれて強い者は少ししか生まれない。
例文4:社会保険制度は弱肉強食の中で弱者になっても生きやすくするシステムだ。
例文5:世界は弱肉強食なので、世界の強者を相手に勝っていかないとなかなか道は開けない。

「弱肉強食」をうまく用いる

「弱肉強食」は日常でよく使われる四字熟語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。