「子はかすがい」の意味と例文

「子はかすがい」は日常でもよく使われることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「子はかすがい」の意味と例文を紹介していきます。

「子はかすがい」の読み方

読み方:こはかすがい
「子はかすがい」の「かすがい」は漢字で「鎹」と書いてもかまいません。「子はかすがい」はこの形でことわざになっているため、その他のバリエーションはありません。

「子はかすがい」の意味

意味:子供に対する愛情で夫婦の間が保たれ、夫婦仲も繋ぎとめてくれるものだということ
「子はかすがい」の「かすがい」は材木と材木とをつなぎとめるための大きな釘で両端の曲がった形をしています。2つの物をつなぎとめるというところから、人と人とをつなぎとめるという意味に使われるようになりました。そこから、「子はかすがい」は子が夫婦の縁を保ってくれるということのたとえをになったと言われています。「子はかすがい」は古典落語にも演目があり、名大工の熊五郎は酒癖が悪く、妻は愛想を尽かし息子を連れて出ていくのですが、後悔した熊五郎は心を入れ替えて働くようになります。その後偶然に再会した息子が二人の仲を取り持ち、夫婦のよりも戻ったという話です。

「子はかすがい」の例文

例文1:子はかすがいというけれど、子だくさんの家庭でも離婚するときは離婚する。
例文2:子はかすがいというように、子供がいるから夫とやり直そうと思うことはある。
例文3:喧嘩ばかりしていた二人だけど、子供ができたとたん、子はかすがいというように二人で力を合わせるようになった。
例文4:子はかすがいだが、子供がいなくても私たち夫婦は仲がいい。
例文5:子はかすがいで、子供が生まれてようやく家族になれた気がする。

「子はかすがい」をうまく用いる

「子はかすがい」は日常でよく使われることわざです。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。