「堪忍袋の緒が切れる」の意味 「堪忍袋の緒が切れた」などの例文

「堪忍袋の緒が切れる」は日常でもよく使われることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「堪忍袋の緒が切れる」の意味や「堪忍袋の緒が切れた」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「堪忍袋の緒が切れる」の読み方

読み方:かんにんぶくろのおがきれる
「堪忍袋の緒が切れる」の「堪忍袋」は「かんにんふくろ」ではなく「かんにんぶくろ」と読みます。また「緒」は「しょ」ではなく「お」と読みます。「堪忍袋の緒が切れる」は「堪忍袋のをが切れた」などのバリエーションがあります。

「堪忍袋の緒が切れる」の意味

意味:我慢の限界を超え、もうこれ以上は我慢できないと怒りが爆発すること
「堪忍袋の緒が切れる」は、怒りたいタイミングが今までに何度かあったけれど我慢していて、我慢を重ねてきた結果、何かのきっかけでもうこれ以上我慢できないと怒りが爆発したという時に使います。堪忍袋は、堪忍する心の広さを袋にたとえたもので、袋に余裕があるうちは怒りが溜まっても大丈夫ですが、限界を達すると袋を縛っていた緒が切れて中身があふれ出すところから「堪忍袋の緒が切れる」ということわざになったと言われています。

「堪忍袋の緒が切れる」の例文

例文1:いくら温厚な母でもこんなことされたら堪忍袋の緒が切れるでしょう。
例文2:母の堪忍袋の緒が切れる前にケンカはおしまいにしておこう。
例文3:堪忍袋の緒が切れる前にいつも彼はしおらしく謝ってくるのでついつい許してしまう。

「堪忍袋の緒が切れた」の例文

例文1:ずっと黙って耐えていたが、その一言にはさすがに堪忍袋の緒が切れた。
例文2:今まで大人しくしてきたが、今日という今日は堪忍袋の緒が切れた。
例文3:父はいきなり堪忍袋の緒が切れたように怒りだした。

「堪忍袋の緒が切れる」をうまく用いる

「堪忍袋の緒が切れる」は日常でよく使われることわざです。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。