「案ずるより産むが易し」の意味 「案ずるより産むが易い」などの例文

「案ずるより産むが易し」は日常でもよく使われることわざです。ですが、具体的にはどんな形で使えばいいのでしょう。ここでは「案ずるより産むが易し」の意味や「案ずるより産むが易い」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「案ずるより産むが易し」の読み方

読み方:あんずるよりうむがやすし
「案ずるより産むが易し」は出産経験者の女性の言葉が由来といわれているため、出産の意味の「産む」の漢字を使います。また、「案ずる」は「心配する」ということなので、「按ずる」ではなく、「案ずる」を使い、「易し」というのは容易ということなので、「安し」ではなく「易し」を使います。同じ言葉に「案ずるより産むが易い」などのバリエーションがありますが、基本的には「案ずるより産むが易し」という形で一つのことわざとなっています。対義語に「言うは易し行うは難し」がありますが、似たような漢字が使われるため誤用には気を付けましょう。

「案ずるより産むが易し」の意味

意味:心配していたが実際にやってみると思っていたより簡単だったということ
「案ずるより産むが易し」はもともとは出産経験のある女性が初産の妊婦を励ます言葉としてできたと言われていますが、のちに悩んだり考えたりしすぎて身動きが取れなくなったり、取り越し苦労をしている人などに広く慰めや励ましの意味で使う言葉となったと言われています。

「案ずるより産むが易し」の例文

例文1:進学校だから息子がついていけるかどうか心配していたが、案ずるより産むが易しで友達もできて楽しそうに通っている。
例文2:もしうまくいかなかったらどうしようと心配していたが、案ずるより産むが易しでみんな協力してスムーズに事が運んだ。
例文3:討論会の司会なんてうまくできないんじゃないかとドキドキしていたが、案ずるより産むが易しでちゃんと大役を果たせた。

「案ずるより産むが易い」の例文

例文1:メンバーが全員集まらずどうしようかと思っていたが、案ずるより産むが易いで山田君が人一倍能力を発揮してくれて、全部一人でやってくれた。
例文2:難産になると聞いていたけれど、案ずるより産むが易いで意外と大変ではなかった。
例文3:子供の初めてのおつかいで無事買い物ができるか心配だったが、案ずるより産むが易いでちゃんとお願いした通り買ってきてくれた。

「案ずるより産むが易し」をうまく用いる

「案ずるより産むが易し」は日常でよく使われることわざです。論文・小論文でもきちんと理解して使えるようにしておきましょう。