「ちんたい」は「賃貸」「沈滞」の同音異義語がありますが、意味は異なります。論文・小論文ではそれぞれの意味を理解して使えるようにしておきましょう。ここでは「賃貸」「沈滞」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「賃貸」と「沈滞」の違い
賃貸(ちんたい)
意味:賃料を取り、物を相手に貸すこと。
沈滞(ちんたい)
意味:進歩や発展の兆しが見られず活気がない様子。
「沈滞」はいつまでも底のほうにとどまっている様子を表します。
ちんたいムードは沈滞が正しい
「ちんたいムード」は進歩や発展の兆しが見られず活気がない様子をいうので、ここでは「沈滞」が正解です。
「賃貸」の例文
例文1:引っ越すことになったので賃貸物件を見に行った。
「ちんたい物件」は賃料を取り、物件を相手に貸すことなので、ここでは「賃貸」を使います。
例文2:賃貸契約書は大切に保管しておいてください。
「ちんたい契約書」は賃料を取り、相手に貸すための契約書のことなので、ここでは「賃貸」を使います。
「沈滞」の例文
例文1:自粛ばかりで街には沈滞ムードが漂う。
「ちんたいムード」は進歩や発展の兆しが見られず活気がないムードのことなので、ここでは「沈滞」を使います。
例文2:景気が沈滞していて、なかなか株価が上がってこない。
「景気がちんたいする」は景気の進歩や発展の兆しが見られず活気がないことなので、ここでは「沈滞」を使います。
論文・小論文で「賃貸」と「沈滞」を使い分ける視点
「ちんたい」は「賃貸」と「沈滞」がありますが、「賃貸」は賃料を取って物を貸すこと、「沈滞」は進歩や発展の兆しが見られず活気がないことを言います。論文・小論文では正しく使えるようにしておきましょう。