「ちんか」は「沈下」「鎮火」がありますが、意味は大きく違います。論文・小論文ではきちんと意味を理解して使えるようにしましょう。ここでは「沈下」「鎮火」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「沈下」と「鎮火」の違い
沈下(ちんか)
意味:沈んで位置が下がること。
鎮火(ちんか)
意味:火事が消えること。火事を消すこと。
地盤ちんかは沈下が正しい
「地盤ちんか」は地盤が沈んで位置が下がっていることをいうので、ここでは「沈下」が正解です。
「沈下」の例文
例文1:大きな地震があったので、家の土台が10センチも沈下したと言われている。
「10センチもちんかした」は10センチもあった場所から位置が下がることをいうので、ここでは「沈下」を使います。
例文2:この辺りは昔田んぼだったので、地盤が緩く雨が降るたびに沈下しているといわれている。
「地盤がちんかしている」は地盤が沈んで位置が下がっていることをいうので、ここでは「沈下」を使います。
「鎮火」の例文
例文1:アマゾンが大火事になっていると聞いたが、最近ようやく鎮火したらしい。
「火事がちんかしたらしい」は火事が消えることなので、ここでは「鎮火」を使います。
例文2:ネットで炎上した時に火消しできたことを鎮火という。
「火消しできたことをちんかという」は火消しが火事を消すことなので、ここでは「鎮火」を使います。
論文・小論文で「沈下」と「鎮火」を使い分ける視点
「ちんか」は「沈下」「鎮火」があります。「沈下」は沈んで位置が下がること、「鎮火」は火事を消すことです。論文・小論文ではきちんと意味を理解して正しい漢字を使えるようにしておきましょう。