月を表す「各月」「隔月」は似ているようでずいぶん異なります。論文・小論文では正しい意味を理解して使えるようにしておきましょう。ここでは「各月」「隔月」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「各月」と「隔月」の違い
各月(かくげつ)
意味:毎月。月々。
隔月(かくげつ)
意味:ひと月おき。
奇数月のかくげつ発行となるは隔月が正しい
「奇数月のかくげつ発行となる」は奇数月のひと月おきに発行することなので、ここでは「隔月」が正解です。
「各月」の例文
例文1:各月1日に行われる実力テストで毎回クラスが変動する。
「かくつき1日」は毎月1日ということなので、ここでは「各月」を使います。
例文2:事業経費は各月にまとめて精算するので、毎月忘れずに提出してください。
「かくつきにまとめて精算する」は毎月まとめて精算するということなので、ここでは「各月」を使います。
「隔月」の例文
例文1:この雑誌は隔月発行しているので来月店頭に並ぶはずです。
「かくつき発行」はひと月おきの発行ということなので、ここでは「隔月」を使います。
例文2:山登りサークルはお金がかかるので、活動は隔月で行っています。
「活動はかくつきで行っています」は活動はひと月おきに行っているということなので、ここでは「隔月」を使います。
論文・小論文で「各月」と「隔月」を使い分ける視点
月を表す「各月」「隔月」は似ていますが、全く意味は違います。「各月」は月々、「隔月」はひと月おきという意味になります。意味をはき違えると誤解を招く言葉なので、論文・小論文ではきちんと使えるようにしておきましょう。