えいりな頭脳で物事を解決する 「営利」「鋭利」正しい漢字はどっち?

「えいり」という漢字は「営利」「鋭利」の2つがありますが、それぞれは意味も全く違う言葉になります。それぞれがどのように使われているのかを理解した上で、論文・小論文の中にうまく取り入れていけるようにしましょう。ここでは、「営利」「鋭利」それぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「営利」と「鋭利」の違い

営利(えいり)
意味:利益を図ること。
「営利」は財産上の利益をはかること、金儲けのことを意味します。
鋭利(えいり)
意味:よく切れること。
「営利」は刃物などが鋭く、切れ味のよいこと。また、その様子を言います。また、転じて才知の鋭いことやその様子にも使います。

えいりな頭脳で物事を解決するは鋭利が正しい

「えいりな頭脳で物事を解決する」は才知の鋭い頭脳で物事を解決するということなので、ここでは「鋭利」が正解です。

「営利」の例文

例文1:非営利団体による催しなので、特にお金儲けは意識していないらしい。

「非えいり団体」は利益を図ることを目的としていない団体のことなので、ここでは「営利」を使います。

例文2:この事件は営利目的の犯行と見られている。

「えいり目的」は利益を図ることを目的としていることなので、ここでは「営利」を使います。

「鋭利」の例文

例文1:この刺し傷は鋭利な刃物で一突きされたのだろう。

「えいりな刃物」は鋭く切れ味のよい刃物のことなので、ここでは「鋭利」を使います。

例文2:鋭利なひらめきで様々な問題が解決した。

「えいりなひらめき」は才知の鋭いひらめきのことなので、ここでは「鋭利」を使います。

論文・小論文で「営利」と「鋭利」を使い分ける視点

「えいり」は漢字にすると2つありますが、「営利」はお金儲け、「鋭利」は鋭く切れ味がいいと覚えておきましょう。論文・小論文ではそれぞれの意味を把握したうえでしっかりと使えるようにしておきましょう。