「一長一短」の意味と例文

「一長一短」は日常でもよく使われる四字熟語です。具体的にはどのように使っていけばいいでしょう。ここでは「一長一短」の意味と例文を紹介していきます。

「一長一短」の読み方

読み方:いっちょういったん
「一長一短」の「一長」は「いちちょう」ではなく「いっちょう」と読みます。また「一短」は「いちたん」ではなく「いったん」と読みます。「一長一短」はこの形で四字熟語になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「一利一害」「一得一失」などがあります。

「一長一短」の意味

意味:長所も短所もあること
「一長一短」は中国後漢の思想家王充の書の『論衡』の中で架空の動物である竜について「あるときは長くあるときは短い」という言い回しがあり、それが「一長一短」になったと言われています。後に物事の性質においてよい面と悪い面を表現する言葉になったと言われています。

「一長一短」の例文

例文1:こちらはデザインはいいけれど小さすぎるし、あちらは大きさはちょうどいいけれどフタがしっかり閉まらない。すべてが一長一短でなかなか決め手がない。
例文2:彼女は真面目な人だけど融通が効かないところがあるので一長一短だ。
例文3:自営業は一長一短で、自由はきくけれど月の収入が保証されるわけではない。
例文4:都会は便利だけど、人が多くて密になりやすいので一長一短だ。
例文5:スポーツ選手は年俸がいいけれど、常に怪我の危険は隣り合わせなので一長一短だ。

「一長一短」をうまく用いる

「一長一短」は日常でよく使われる四字熟語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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