「氷山の一角」の意味と例文

「氷山の一角」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「氷山の一角」の意味と例文を紹介していきます。

「氷山の一角」の読み方

読み方:ひょうざんのいっかく
「氷山の一角」の「氷山」は「こおりやま」ではなく「ひょうざん」と読みます。また「一角」は「ひとかど」ではなく「いっかく」と読みます。「氷山の一角」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。

「氷山の一角」の意味

意味:たまたま表面に現れているのは物事のごく一部で、大部分は隠れているということ 
「氷山の一角」は氷山のあり方に由来します。海に浮かぶ氷山は見える割合が一部で、そのほとんどは海中に沈んでいて見えません。そこから「氷山の一角」は、物事は目に見えている部分だけではないことや見えないところに多く潜んでいるものがあることを意味するようになったと言われています。

「氷山の一角」の例文

例文1:この事件は氷山の一角で、実は裏で組織化されているのではないかと見られている。
例文2:感染症の報告は氷山の一角で、裏でもっとたくさんの事例があると言われている。
例文3:不法労働者で検挙されている人は氷山の一角だ。
例文4:彼の誹謗中傷で明らかになっているのは氷山の一角で、まだ探し切れていないものもあるだろう。
例文5:温暖化現象は氷山の一角で、自然破壊はもう止められないところまできているのかもしれない。

「氷山の一角」をうまく用いる

「氷山の一角」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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