ほけんをかける 「保険」「保健」のどっちが正しい?

「ほけん」には「保険」と「保健」の2種類の漢字があります。音は同じですが、意味は全く違うので、論文・小論文ではしっかりと使い分けをするようにしましょう。ここでは、「保険」「保健」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「保険」と「保健」の違い

保険(ほけん)
意味:事故損害の補償制度のこと。
「保険」はあらかじめいくらかの費用を負担しておくことで、事故等が発生した際に一定額の給付金を受けられる社会的制度のことです。多数の人が小額の掛け金を負担し合うことで資金を作り出し、そこから給付金を支払う仕組みになります。現在、日本には「損害保険」「生命保険」「社会保険」などの種類があります。また、そこから転じて「テストに落ちたときのために保険をかけておく」など「失敗した時の保証となるもの」としてのニュアンスもあります。
保健(ほけん)
意味:健康を保ち続けること。
「保健」は健康を保ち続けることを意味するため、「保健所」などは地域住民の健康や衛生を支えるための公的機関のことを指します。また、学校科目の中にも「保健」があり、健康や衛生について学びます。

ほけんをかけるは保険が正しい

「ほけんをかける」は事故損害の補償制度に加入するという意味なので「保険」を使います。ここでの「ほけんをかける」は保障制度に加入するという意味もありますが、比喩として、失敗した時の保障にするという意味もあります。

「保険」の例文

例文1:いざというときの安心のため健康保険に加入する。

「健康ほけん」は損害の補償制度の1つなので、ここでは「保険」を使います。

例文2:1日の有休で帰って来られるとは思うが、保険をかけて2日とっておこうと思う。

「ほけんをかける」は失敗した時の保障という意味なので、ここでは「保険」を使います。

「保健」の例文

例文1:体調が悪ければ保健室に行ってください。

「ほけん室」は健康や衛生を支えるための場所なので、ここでは「保健」を使います。

例文2:食中毒が発生すると保健所が立ち入り検査をする。

「ほけん所」は地域住民の健康や衛生を支えるための公的機関のことをいうので、ここでは「保健」を使います。

論文・小論文で「保険」と「保健」を使い分ける視点

「ほけん」は「保険」と「保健」、2つの漢字がありますが、それぞれ意味は全く異なります。「保険」は損害の補償制度のこと、「保健」は健康を保ち続けるということです。論文・小論文では、それぞれの意味を把握した上で、漢字の書き間違いをしないように気を付けましょう。

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