体重が平均をこえる 「超える」「越える」正しい漢字はどっち?

「こえる」という漢字は「超える」「越える」の2つがあります。それぞれよく使う漢字ではありますが、使い分けとなるとなかなか難しいですね。論文・小論文で上手に使えるように学んでいきましょう。ここでは、「超える」「越える」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「超える」と「越える」の違い

超える(こえる)
意味: 基準や数値を上回ること・優れていること。
「超える」は「超越」「超過」のように数量や限度、能力が基準を上回るというときに使います。例えば「能力」や「高層ビル」に「超」という字をつけると「超能力」「超高層ビル」となり元の基準を上回っている様をあらわすことになりますよね。「超える」はそんな「上回る」「飛びぬけている」表現に用いられます。
越える(こえる)
意味:場所や日付をこえること・乗り越えること。
「丘を越えて行こうよ」という歌謡曲がありましたが、このように「越える」は丘や山を乗り越えるというニュアンスで使われます。また「越境」などある場所や境界を通り過ぎて先へ進む距離の移動を表すときや、「年越し」「越冬」など年月や季節を経るときなどに使います。「飛び越える」などの複合語には「越える」を用います。

「体重が平均をこえる」は超えるが正しい

「体重が平均をこえる」は平均の数値を上回るため、ここでは「超える」が正解です。

「超える」の例文

例文1:企業の説明会には1万人を超える学生がやってきていた。

「1万人を超える」は1万人という基準を上回ることなので、ここでは「超える」を使います。

例文2:日々努力を欠かさないで練習に励んだ結果、今年の大会で自己ベストを超えることができた。

「自己ベストをこえる」は自己ベストという基準を上回ることなので、ここでは「超える」を使います。

「越える」の例文

例文1:仕事が忙しすぎて、日付を越えて働いていく日もある。

「日付をこえる」は日付をこえることなので、時間的な経過を示す「越える」を使います。

例文2:スポーツ選手はみんなそれぞれに苦労を乗り越えてオリンピックへの切符を手に入れているのだと思う。

「苦労を乗りこえる」は乗り越えるというニュアンスと、複合語だということから、ここでは「越える」を使います。

論文・小論文で「超える」と「越える」を使い分ける視点

「こえる」という漢字は「こえるのが何か」ということで区別しておきましょう。「超える」がこえるのは基準や数値、「越える」がこえるのは場所や日付です。論文・小論文では頻出の漢字なので、その点に注目して正しく書けるようにしておきましょう。

 

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