「後足で砂をかける」の意味 「後足で砂をかけられた」などの例文

「後足で砂をかける」は慣用句ですが、どのように使ったらいいでしょうか。ここでは「後足で砂をかける」の意味と「後足で砂をかけられた」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「後足で砂をかける」の読み方

読み方:うしろあしですなをかける
「後足で砂をかける」は「うしろあしですなをかける」と読みます。「後足で砂をかける」は、害を受けたほうが使うこともあるため、「後足で砂をかけられた」などバリエーションがありますが、基本的には「後足で砂をかける」の形で慣用句となっているため、「後足で砂をける」「後足が砂をかける」など大きく変化すると誤用になります。

「後足で砂をかける」の意味

意味:普段面倒を見たり気にかけたりしていた人から、思いがけず害を受けること
「後足で砂をかける」は「飼い犬に手を噛まれる」「恩を仇で返す」と同じ意味の慣用句です。由来は、馬や犬が走り去るときに後足で地面の土や砂を蹴り散らし、地面が汚れたり砂をかけられたりといった様子が害を受けるというところが由来だと言われています。

「後足で砂をかける」の例文

例文1:飽きたからといってすぐ研究室を変えるのは今まで面倒を見てくれた教授に対して後足で砂をかけることになるよ。
例文2: いきなりほかのチームに移籍したいなんて後足で砂をかけるつもりか。
例文3:せっかく紹介してくれた職場を勝手に退職して、結果的に恩師に対して後足で砂をかけることになってしまった。

「後足で砂をかけられた」の例文

例文1:可愛がっていた部下が賛同しないなんて君も後足で砂をかけられたようなもんだな。
例文2:お世話になった人に何も言わず職場を辞めたら相手は後足で砂をかけられたような気分だろう。
例文3: 彼を弁護したらいきなり責任転嫁されて後足で砂をかけられたような気分になった。

「後足で砂をかける」をうまく用いる

「後足で砂をかける」は日常的によく使う慣用句です。論文・小論文でも正しく使って語彙力アップに役立てましょう。