「足元を見る/足下を見る」の意味 「足元を見られる/足下を見られる」「足元につけ込む」などの例文

「足元を見る/足下を見る」は日常によく使われる慣用句です。具体的な使い方はどうすればいいでしょうか。ここでは「足元を見る/足下を見る」の意味と例文を紹介していきます。

「足元を見る/足下を見る」の読み方

読み方:あしもとをみる
「足元を見る」は「足元」でも「足下」でもどちらを使ってもかまいません。

「足元を見る/足下を見る」の意味

意味:相手の弱いところにつけ込む
「足元を見る/足下を見る」は「足元につけ込む」と同じ意味で使われます。また、「足元を見られる/足下を見られる」などのバリエーションもあります。当時人を乗せて運ぶ仕事をしていた人たちの間で生まれた言葉だといわれています。街道筋や宿場などでは駕籠かきや馬方などが旅人の足元から疲れ具合を見抜き、それにつけこみ法外な値段をふっかけていたということがあったそうです。 そこから、相手の弱みにつけこむことを「足元を見る」というようになったといわれています。

「足元を見る/足下を見る」の例文

例文1: 人の足元を見てばかりでは客から嫌われるよ。
例文2: この商談では先方は完全にこちらの足下を見ている。

「足元を見られる/足下を見られる」

例文1:相場の2倍の金額を吹っ掛けるなんて足下を見られたものだ。
例文2:この条件で請け負えなんて完全に足元を見られている。

「足元につけ込む」の例文

例文1:大家は人の足元につけ込んで家賃を値上げしたいと言い出した。
例文2:すぐ足元につけ込んでくるからあの取引先とは話をしたくない。

「足元を見る/足下を見る」をうまく用いる

「足元を見る/足下を見る」は日常でもよく使う慣用句です。論文・小論文ではきちんと使えるようになって豊かな表現力をアップさせていきましょう。