「一か八か」の意味と例文

「一か八か」は日常よく使われる慣用句ですが、具体的にどのように使えばいいでしょうか。ここでは「一か八か」の意味と例文を紹介していきます。

「一か八か」の読み方

読み方:いちかばちか
「一か八か」の「八」は「ばち」と読みます。この慣用句は元博打用語で、サイコロ博打の「一か罰か」が由来になっていると言われています。「一か罰か」はサイコロの目で一が出ると成功、それ以外は外れて失敗を意味します。「一か八か」はこの形で一つの慣用句となっているため、他のバリエーションはありません。

「一か八か」の意味

意味:運を天に任せて思い切ってやってみること
「一か八か」は丁半賭博の「丁か半か」を意味し、「丁」と「半」の漢字の上の部分の「一」と「八」をとって使われるようになり、賭博が当たれば大もうけ、しくじれば大損というところから「一か八か」は運を天に任せて思い切ってやってみることを意味するようになったと言われています。

「一か八か」の例文

例文1:決められない時は、一か八か運を天に任せると言うのもいいだろう。
例文2:一か八かの綱渡りでは、命がいくらあっても足りない。
例文3:できない、無理だと言ってないで一か八かやってみたら?
例文4:一か八かやってみてダメだったらまた考えよう。
例文5:一か八か彼女に告白してみたらOKの返事がきた。

「一か八か」をうまく用いる

「一か八か」は日常でもよく使われる慣用句です。ただ自分を表現するのにこの言葉を使うと、投げやりだったり、八方破れな性格を表すことにもなるかもしれないので、わかったうえで使いましょう。論文・小論文でも正しく使って語彙力アップを目指しましょう。