「漁夫の利」の意味と例文

「漁夫の利」は日常でたまに耳にする故事成語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「漁夫の利」の意味や例文を紹介していきます。

「漁夫の利」の読み方

読み方:両者が争っている隙を狙って第三者が利益を横取りすること
「漁夫の利」の「漁夫」は「ぎょふ」と読みます。「漁夫の利」はこの形で故事成語になっているため、他のバリエーションはありません。

「漁夫の利」の意味

意味:両者が争っている隙を狙って第三者が利益を横取りすること
「漁夫の利」は、中国の戦国時代の史書『戦国策』燕策に出てくる故事に由来します。趙が燕に攻め込もうとしていた時、それを燕の昭王が趙の恵文王に思いとどまらさせるために、遊説家の蘇代を趙に派遣し恵文王に説いたエピソードが元になっています。それは、ハマグリの身をついばもうとしたシギに対抗してハマグリは口を閉じてシギの嘴を挟みこんでしまいます。お互い一歩も引かず争っているところ、たまたま通りかかった猟師がハマグリとシギの両方ともを捕まえてしまったというお話です。そして、その話にかけて、趙は燕を討とうとしているが、それによって民衆が疲弊すれば、秦が「漁夫の利」として両方を得るのではないかと説いたと言われています。

「漁夫の利」の例文

例文1:息子同士がお菓子をめぐってけんかをしている間に、娘がさっさと食べてしまったのはまさに漁夫の利だね。
例文2:恋のライバルたちがけん制しあっている中、漁夫の利を狙って彼女にプロポーズした
例文3:大手企業がシェア争いで消耗している反面、漁夫の利で躍進した企業もいた。
例文4:優勝候補の2人がお互いをライバル視しペースを乱したので、漁父の利で私が2人を追い越して優勝してしまった。
例文5:対立候補たちがお互いの足を引っ張り合ったおかげで、漁父の利で私が当選することとなった。

「漁夫の利」をうまく用いる

「漁夫の利」は日常でよく使われる故事成語なので、文でも使いやすいでしょう。論文・小論文でも正しく理解して「漁夫の利」をきちんと使えるようにしておきましょう。

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