「背水の陣」の意味と例文

「背水の陣」は日常でもよく使われる故事成語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「背水の陣」の意味と例文を紹介していきます。

「背水の陣」の読み方

読み方:はいすいのじん
「背水の陣」の「背水」は「せみず」ではなく「はいすい」と読みます。また「陣」は「じん」と読みます。「背水の陣」はこの形で故事成語になっているため、その他のバリエーションはありません。

「背水の陣」の意味

意味:後がない状態で決死の覚悟で事に当たること
「背水の陣」は漢と趙との戦いに由来すると言われています。この戦いで、劉邦の部下である韓信は、兵士にあえて川を背にさせ、負ければ退路がないという状態を作り出し、決死の覚悟で戦い見事勝利を収めました。そこから、後がない状態で決死の覚悟で事に当たることを「背水の陣」というようになったと言われています。

「背水の陣」の例文

例文1:このテストに合格しなければまた最初から取り直さないとならないので、背水の陣で頑張るつもりだ。
例文2:背水の陣で臨んだ結果、無事コンペで優勝することができた。
例文3:あと数日のことなので、背水の陣の思いで全ての時間を仕事に注ぎ込もう。
例文4:背水の陣で事に当たれば、たいていのことは打破できるはずだ。
例文5:いつでも背水の陣と思って仕事をするのは正直しんどい。

「背水の陣」をうまく用いる

「背水の陣」は日常でよく使われる故事成語です。比較的簡単に論文・小論文でも活用できるので、正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。